カツフラにおけるアルカリ電池とニッケル水素電池の違い

たなかです。

1110_電池

現在カツフラレースでは大きく分けて2種類のバッテリーでレースが行われています。アルカリ電池(パナソニック エボルタや東芝 インパルス 等)と、ニッケル水素電池(タミヤ ネオチャンプやパナソニック エネループライト 等)です。(以下、アルカリ・水素と略します)

カツフラレースでの採用比率は半々といったところでしょうか。傾向としては東日本は水素、西日本はアルカリでレースが行われることが多いです。ちなみにアルカリレースは、昔はホッカイロ等を使用した加熱がOKのレギュレーションが存在しましたが、いまは常温(室温)でレースを行うのが一般的です。

それぞれのおおざっぱな特徴として「水素の方が速い!」「アルカリは充電器が要らないから手軽!」といった点がありますが、カツフラ視点でもうちょっと細かく掘り下げると、それぞれのメリット/デメリットがクリアになってきます。今回はそれをまとめていこうと思います。


◎費用(初期コスト)
【アルカリ】
特にありません。走らせる前に電池を買えばOK。

【水素】
充電器が必要です。充電器の機種によっては安定化電源も要ります。走り終えた後電池を放電するための放電器もあるとより良いです。レースに出場するとなると、出走ギリギリまで充電できるように持ち運びできる親電源も必要なので、一通り機材を揃えるのに一苦労…といったところです。


◎費用(ランニングコスト)
【アルカリ】
走らせる回数に比例してお金がかかります。レースで必要なのは当然として、練習で速度を見るにしても、LC姿勢を見るにしても、本番に近い条件を整えるなら新品の電池を使うのは避けて通れない道だと思います…。
アルカリで主流のエボルタはヨドバシで20本入りが税込1380円(2016/06時点)。1回走らせるごとに138円かかる訳ですね。ヨドバシカメラはポイント返還率10%だから、100回走らせたら10回タダで走らせられますね(笑)

【水素】
たまに電池を買い替えることはありますが、基本的には充電にかかる電気代だけです。サーキットでコンセントを借りられる場合は電気代もかかりません。水素は初期コストはそれなりにかかりますが以降は非常に経済的といえます。


◎ゴミ
【アルカリ】
使用済み電池がどんどん増えていきます。
ワークマシンで使い切るようにしていますが、どちらにしてもゴミになります。
自治体のルール通りに処分しましょう。

【水素】
電池を買い替えない限り基本的にゴミは出ません。エコといえます。


◎電池管理
【アルカリ】
開封してマシンにセットするだけなので、特に必要ありません。強いて言えば財布の中身の管理と、家電量販店のポイント管理が重要でしょうか。

【水素】
方法は人それぞれですが、基本的には充電放電を繰り返して良いコンディションで走らせられるよう管理を行います。アルカリよりは確実に手間がかかりますね。


ここからはマシンづくりやレースマネジメントに関わってくる内容です。


◎重さ
【アルカリ】
こちらを参照。銘柄や種類によりますが2本で48g程度です。

【水素】
主流のライト系(エネループライト、ネオチャンプ、無印良品電池 等)で2本36.6g程度。

アルカリと水素で10g以上差がつきます。
ローラーセットや車重などなど、電池種類によって変えた方がタイムに繋がる箇所が多々ありそうです。


◎速度域
レイアウトによりますが、基本的に水素のほうが秒速0.4〜0.5m程度速いです。
速度差が出る要因は↑で書いた重さや、電圧・内部抵抗等々様々なのでここは省きます。


◎性能のブレ
【アルカリ】
新品をそのまま使うという性質上、製造時期(ロット)によるムラが出てきます。200m級コースで1秒以上速いor遅い!ということはそうそう無いですが、確実にコンマ単位での差はあります。ロットや銘柄指定が無いレースの場合は、手に入る各ロットをかき集めてどれが速いかを見極める「電池選別作業」が必要になり、ガッツリ行うと非常にハードです。これを考慮して大会運営がロット指定や電池支給によって大会前の選別ゲーを回避させることもあります。

また、アルカリは走らせる際の温度に速度が大きく左右されます。夏は速く、冬は遅い。気温で路面やコースの堅さ等が変わるので電池だけのせいではないですけどね。

【水素】
充電方法でタイムが変わってきます。これも管理充電と一緒でやり方は人それぞれ。
そして、充電が完了してからいかに時間を空けずに出走できるかも重要な要素となってきます。時間が空くほど電圧も温度も下がるので、レースでは他のレーサーと出走タイミングが被らないように充電エリアでコミュニケーションをとって調整しあう光景がよく見られます。
水素は、タイミング命の電池だと言えます。


改めてまとめてみるとやはり違いが山ほどあるアルカリ電池と水素電池。
それに伴ってマシン制作も、準備も、レース当日の運用も、アルカリと水素では全く違ってきます。

同じカツフラレースでも楽しみ方が2種類あるということですね!
長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで下さってありがとうございました。


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